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Parco pubblico a Siena

<画像転載禁止、ご理解ください>
トスカーナの街というと城壁に囲まれた石の世界、中心に大きな広場があって緑はほとんどない・・・そんな風景を想像すると思います。
シエナも同様、最初に思い浮かべる景色は有名なカンポ広場でしょう。
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中心街は広場と路地と・・・所狭しな中、観光客が歩き、車がすり抜けます。
シエナは小さな街ですが季節問わず、人々が溢れています。車のクラクションもうるさいくらいです。

城壁に近づくにつれて緑の群が見えてきます。
この風景はグリーンベルト的な緑のボリュームを挟んで中心街が見えているところです。
実は緑に囲まれている街なのです。
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街への入口にあたるサンドメニコ教会の前に大きな針葉樹がシンボルのように聳えています。
これはPiante Matiが植えたもの、植えた当時は4~5mぐらいだったものが時を経て20m近くに成長しました。
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城壁外、Viale Vittorio Veneto(ヴェットリオ ヴェネト通り)と壁の間に大きな広場公園があります。
Citera StudioのVito氏がシエナの職員(公園土木緑化課)だった頃につくられたものです。
中央に大きな噴水とカスケード、シンメトリーに芝生広場+彫刻、壁ギリギリまで緑量があります。
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残念ながら現在カスケードの水が止められています。
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芝生の広場には低生垣のラビリンス(迷路)、反対側には遊べる彫刻がおかれています。
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城壁ギリギリまでの緑量が想像できるでしょうか?
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裕福な貴族所有の整備に余念がないガーデンと違い、公の所有はどの国でもメンテナンスが課題になります。

この広場公園の周辺は住宅街、大きなロットがループ道路に並び、ボリュームのある街路樹のある風景が見えてきます。
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城壁の内と外の違いは実際歩いてみると環境の違いがよくわかりますが
シエナはgoogle earthなどで見てもグリーンベルトに囲まれている感じがわかりやすいと思います。