<   2013年 01月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ブログでお馴染みのピアンテ・マーティのあるPistoia(ピストイア)の郊外、Quarrata(クァッラータ)にあるVilla Medicea La Magia(ヴィラ メディチェア ラ マジーア)、フランチェスコ氏に連れて行ってもらいました。
残念ながら平日の午前中ということもあり(?)ヴィラ見学は出来ませんでしたが、2000年より公の管理となり、新たな試みとして現代アートを設置した風景の中を散策しました。

ピストイア文化施設紹介のHP(ヴィラや庭園の写真も数点載っています)
http://www.cultura.pistoia.it/rete_museale/musei-della-rete/villa-la-màgia/
Villa La MagiaのHP
http://www.villalamagia.com/sito/it/home

ヴィラは14世紀にピストイアの貴族Panciatichi(パンチィアティキ)家によって築かれましたが、後に倒産しメディチ家の所有となりました。1584年にメディチ家の建築家Bernardo Buontalenti(ベルナルド ブオンタレンティ)により再築され、ロの字型のメイン棟、その両端に線対称になる別棟を連続させたような個性的な建築物となりました。建築内には中庭などの緑は無く、周囲の広大な敷地の緑に囲まれたヴィラであり、このクァッラータ地区繁栄の中心になった場所といえます。当時はお堀のような大きな湖に囲まれ、水鳥などの狩猟も盛んだったと言います。
上記HPより抜粋してお借りした写真です
d0262144_1171531.jpg


1645年に別の貴族の手に渡り、ヴィラ内の改装と庭園の大きな修復がなされました。壁に囲まれた庭園は幾何学系のイタリアンガーデン、生垣と花壇による装飾的なデザインが施され、水が周囲を囲むように流れました。内装はフレスコ画とスタッコを駆使したものになり、天井画など美しいまま現在も残っているようです。
1700年代中間に、庭園は柑橘類の鉢が並ぶLimonaia中心のデザインとなり現在に至ります。また庭園内には現代アートやかわいいオブジェも点在しているようですので、訪れる機会のある方は是非見つけてください。
d0262144_1185144.jpg

広い土地の半分を芝生の丘に、中心にモニュメンタリックなアートが設置されました。フランチェスコ氏の話によると、ヴィラの所有にお金がかかり土地を少しずつ手放していき、最後はヴィラそのものも市の管理になったそうです。その際に現代アートを置くことで過去と現代のコントラストを見せる新しい風景を造ろうと試みたものですが、この風景には賛否両論とのことです。トスカーナの丘に合う?合わない?歴史あるヴィラとコントラストをつける必要があったのか?新しい試みが正しかったのか?と住民による意見がいろいろあるようです。新しいことを行うのはいつの時代もどの場所でも困難を伴うものです。
d0262144_1191721.jpg

d0262144_1194685.jpg

d0262144_1194976.jpg

このアート、デザインはともかくとして、設置費用が少なく耐久性に問題のある仕上がりとなってしまったそうです。風による表面塗装の劣化、水設備の劣化、水による芝生の枯れなど、美しさは儚かったようです。
それでも子供たちは目新しい場所に向かって走っていきます。もちろんわが娘も同様・・・水に飛び込む勢いでした。
こちらは整備された遊歩道、アートの丘を囲んでいます
d0262144_11144114.jpg


ここは木製遊具が点在する森の公園も併設され、雨上りの濡れてる遊具でお尻をビッショリにしながら遊ぶ姿を苦笑しながら見ていた私でした。
d0262144_11151953.jpg

d0262144_11152168.jpg

d0262144_11154735.jpg

d0262144_11154556.jpg


次回(の機会があるのならば)はヴィラの見学もしたいと思います。
[PR]