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過去の記事の抜粋(一部引越し)をします

JDN 41 フィレンツェに住まう人々―7
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/toscana/41/

Alessandra(アレッサンドラ)とパートナーのSergio(セルジォ)は、フィレンツェの街のチェントロ(中心部)から徒歩30分ほど、静かな住宅街に住んでいます。取材時は2人でしたが、現在は1歳の女の子がいる新生活を送っています。

アレッサンドラ
 「この辺りはとても住みやすく、チェントロに近いけれど渋滞に巻き込まれない、ギリギリの場所です。私のオフィスから近く僅か700メートルほどの距離で、毎日歩いて通勤しています。
この部屋は最上階なので、とても明るく風通し抜群! 静かだし一目で気に入りました。隣接する建物が眺望を遮らない建物の配置や、間取りそのものも決め手でした。リフォームOKなことも!
私たちのリフォームコンセプトは伝統あるトスカーナ、特にフィレンツェ特有の住宅スタイルに現代のモダンスタイルを融合させることでした。」

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図面はアーティスト・デザイナーであるセルジョ氏が描いてくれました。
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玄関ドアを開けるとモニターと音楽が迎える空間
 「ここはただの玄関スペースで、通過動線に過ぎないのに部屋に匹敵する広さでした。いっそのこと部屋にしてしまおう! と机、パソコン、モニター、音楽を流すスピーカーを備えました。仕事場であると同時に、玄関を開けて最初に迎える部屋というイメージです。モニターの映像とスピーカーから流れる音楽が来客を迎える…そんなイメージです。ここから左方向にダイレクトに続くのはダイニングキッチン、さらに進むとバス&トイレ、そこを通過するようにして寝室に繋がっています。右方向にはリビング、さらに奥にはダイニングが続いています。」

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家の中心となるリビングルームはやさしい雰囲気に
 「リビングでは、まず出入り口の枠部分を変えました。半円アーチだった枠を存在感のある木製のフレームに変え、厚み部分にスポットライトを埋め込みました。そして全面的に壁を塗り直しました。選んだ色は“グリーン”ですが、イメージは厚みのあるグリーンガラスの色、深い水の色です。ホワイトとの配色により、さらに深みのある色として目に映ります。テレビのフレームはドアフレームと同じデザインにしました。ソファやテレビ台は自分たちでデザインし、地元トスカーナの職人さんに製作してもらった作品です。壁に描かれた円は“的”を表したものです。セルジォがとても好きなシンボルで、デザインスタジオのHPにもシンボリックに描かれています。的はふたつの円が繰り返され、その中心の点に存在するものが私たちの探している正しい答えだと信じている、そんな意味が込められています。」

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壁一面の飾棚書庫とロールスクリーン

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サーリネンのテーブル&チェア
 「ダイニングはクラシックなデザインを選びました。テーブル&チェアはエーロ・サーリネンのものです。イタリアにおいて、彼はデザインの世界の代表的な人物として認識されています。特にチューリップチェアは有名ですよ。」

取材にあたり、写真はすべてセルジョ氏の作品です。
フォトグラファーとしても仕事をしている彼のショットはとても個性的でした。

リフォーム後の雰囲気をもっとご覧になりたい方はこちら→ JDN41
アジアが大好きな2人が集めた小物類のレイアウトも素敵です。
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