<   2010年 03月 ( 1 )   > この月の画像一覧

過去の記事の抜粋(一部引越し)をします

JDN37 フィレンツェのど真ん中にアトリエを構える女性画家
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/toscana/37/

フレスコ画から近代絵画まであらゆる画法の腕を持つ画家Francesca Tangocci(フランチェスカ タンゴッチ)さんを取材しました。
Francesca Tangocci Studio Artistico
d0262144_12594040.jpg


フランチェスカさん
 「小さい頃から絵を描くのが大好きで、絵を描いて、その絵にでストーリーをつけてお話してみるという遊びが好きでした。
イタリアでは高校から、芸術・文系・理系など分野に分かれて進むようになっているのですが、私は芸術分野に進みました。その後Accademia di belle arti di Firenze(アッカデミア ディ ベッレ アルティ ディ フィレンツェ)を卒業しました。
実践に繋がる画法をとことん勉強しましたよ。本来のフレスコ画の技法も取得しましたが、今ではコストも高いし時間もかかるしでほとんど依頼はありません。
ある時、従兄弟に肖像画を頼まれたことがありました。偶然にその肖像画を見た画廊のオーナーが気に入って下さり、仕事の依頼が来るようになりました。それから数年はいくつかの画廊を通して販売していました。

1997年にフィレンツェ市内の中心地にアトリエを開いて個人で活動をスタートしました。「絵を描く」というカテゴリーならどんな依頼でも受けますが、メインの仕事はカンバスに描く絵画の複製や肖像画、建築物に描く天井画や壁画です。オリジナルの絵画は今のところ製作していませんね…オーダー対応だけです。仕事と家事・育児と両立、時間に制約があるので依頼された仕事をこなすので精一杯と言うのが正直なところです。」
d0262144_1324927.jpg


アトリエ開設から約1年後、メキシコ人とイタリア人のご夫婦の目に留まり、彼らの邸宅に絵を描く依頼が舞い込みました。彼女はこの仕事のためにメキシコに2年間移住することになりました。

フランチェスカさん
 「ご夫婦とはフィレンツェで知り合いました。ご旅行の際に偶然アトリエに立ち寄られたのです。奥様がイタリア人でしたので、主に彼女からのコンタクトでした。
当時自邸を造られている最中で、内装に描く絵のご相談を受けたのです。98年から移住することになりました。クライアントの希望はフィレンツェを中心としたイタリア建築にあるフレスコ画をイメージしたいということでしたので壁と天井に描くデザインについて彼らと何度も話し合い、描く絵を一緒に決めていきました。絵画の本を見たり、イタリア建築に描かれている実際のフレスコ画からのコピーだったり、実際に訪れてスケッチしたり写真を撮ってくることもありました。
 今回のデザインは、Palazzo Vecchio(ヴェッキオ宮殿)とVilla Medicea La Petraia(ペトライア邸)のフレスコ画が主な題材でした。その他Giardino di Boboli(ボーボリー庭園)をイメージしたもの、Giovanni Battista Tiepolo(巨匠画家ティエーポロ)の模写もありますし、幾つか私の創作デザインの場所もあります。前述のようにクライアントと何度も打合せして決めていきました。」
d0262144_1353693.jpg

d0262144_1354719.jpg

d0262144_136339.jpg

d0262144_13102790.jpg


彼女が描いた部屋は12部屋、これでも1階だけという大豪邸でした。

画法や描く際の試行錯誤の様子はこちら→ JDN37
フィレンツェに戻ってからの仕事や生活もお伝えしています。
[PR]