Salve a tutti!
はじめましてみなさん。

以前から、以下のサイトでイタリアからの記事を発信していました。
Japan Design Net (ジャパンデザインネット)もう残ってはいませんが。
連載は終了後、続きはこちらで発信していきたいと思います。

d0262144_916962.jpg


写真はトスカーナ地方のピストイア、町全体が造園業と言っても過言ではなく、ナーサリー(種苗園)が続いています。15年以上前ですが、この地で一緒にガーデンデザインの仕事をしていました。

帰国後もずっと取材や情報交換を続けています。
イタリアの緑のデザイン、ガーデンやランドスケープの仕事ってどんな?を伝えていこうと思います。
[PR]
ミラノの中心部Centro storicoから地下鉄で10分ほどのPorta Genova FS駅を降りると、運河沿いの街があります。
都会的な観光地とは全然違う、庶民的な、下町的な、居心地のいい風景に出会えます。
d0262144_09345259.jpg
d0262144_09345374.jpg
ここはナヴィリオ地区、ミラノで唯一運河と人工水路が残る貴重な地域です。

元々、ミラノは多くの運河や水路が発展し、生活動線として使われていました(ヴェネツィアのように)が、戦後より埋め立てられ陸路が発達、今ではナヴィリオ地区だけに水路の歴史が見られます。当時の水源は北イタリアのマッジョーレ湖、コモ湖からの流域よりミラノまで繋がり人工的に引かれた水路です。
運河の設計にはレオナルド・ダ・ヴィンチも関わり、運河はドゥオモ建設の際、石材運搬ルートになっていたと言われています。
Naviglio Grandeと呼ばれる運河の中心です。
d0262144_09345346.jpg
橋も重厚で趣があります。南京錠が着けられるのもヨーロッパならではの光景?
d0262144_09345587.jpg
d0262144_09362151.jpg
下町ゆえに、若いアーティストが暮らし、地域おこしに貢献してきました。
現在は個性的なセレクトショップやアート作品が見られます。落書きなのか?アートなのか?
d0262144_09344986.jpg
窓に並ぶカラフルなプランターが目を惹きます。
d0262144_09345461.jpg
駅からの線路上を渡る歩道橋もアート?
d0262144_09345036.jpg
おしゃれなレストランやバール、カフェも増え、下町風情との融合がいい雰囲気を見せています。
d0262144_09345008.jpg
水路沿いからの路地レストラン、中庭、枝分かれする水路(洗濯場)の発見も楽しいです。
d0262144_09345122.jpg
d0262144_09345179.jpg
d0262144_09364112.jpg
雑貨屋さんや古着屋さん、アンティークショップもたくさん見つかります。
月に一度は蚤の市(アンティーク市)が行われるそうで、地元の人たちや観光客でにぎわうとのこと、盗難には要注意ですが、掘り出し物に出会える場を楽しみたいですね。

私たちが訪れたのは昼間でしたが、夕方からアペリティーボ(食前酒)を楽しみながら、夜景を楽しむ時間がとても人気のようです。次回(があれば)は夜に訪れたいです。



[PR]
Toscana Fair
http://www.toscanafair.it/

大きな造園畑にあるガーデンレストランです。
これまで何度もブログでご紹介してきたトスカーナ州ピストイアにあるナーサリーPiante Matiの経営です。
50ha近い広大な畑の中にあるレストラン、もちろんガーデンが売りです。
d0262144_17024755.jpg
テーブルコーディネートもメニューのデコレーションもナチュラルで美しい、自然派です。
木陰の席も涼しげで今の季節には特等席です。
d0262144_17041508.jpg
もちろん店内もインテリアからこだわって造っています。造園畑にレストラン?田舎?というイメージがあるとすれば、ここはそんなイメージから逸脱しています。とてもモダンです。
d0262144_17033807.jpg
野外ビュッフェスタイルはお手の物!ランチもディナーも素敵です。
d0262144_17065423.jpg
d0262144_17035545.jpg
d0262144_17074275.jpg
シェフによるクッキングデモストレーションもとても人気です。これは畑で採れたエディブルサラダです。
d0262144_17032485.jpeg
d0262144_08470926.jpg
レストランの食材用菜園は1haほどあります。通常の野菜だけではなく、独自の品種改良を重ねながら新しい、そして面白い野菜をどんどん開発しています。(Orto=畑)
d0262144_17030531.jpg
d0262144_08462693.jpg
ナーサリーでは常にたくさんのイベントを行っていますが、その様子は次の機会に。
その中でも畑見学は子供たちから大人、プロまで多くの人が訪れています。テレビや雑誌の取材も多いです。
d0262144_08470556.jpg
新鮮な食材がこんなにたくさんです!見慣れない野菜もありますね。
d0262144_17050032.jpg
シェフが持ちきれないほどの大きな野菜!どうやって調理するのでしょう・・・
d0262144_17043854.jpg
こちらは紫のバジルです。香りがより豊かだけど味はマイルドだそうで、グリーンの中に映えそうですね。
d0262144_08460273.jpg
野菜の色鮮やかさが活かされた前菜やサラダ、ベジタリアンにもとっても喜ばれそうです。何よりも盛り付けが美しいです。
d0262144_08461306.jpg
d0262144_17050988.jpg
夏本番、夜のガーデン席がおすすめです。
日本と同じく蚊対策は必要ですが(レストランでもいろいろ工夫してくれているようです)
d0262144_08465269.jpg
d0262144_17030915.jpg
トスカーナ方面へご旅行の際は、ナーサリー見学も含めてピストイアの町に足を延ばしてみませんか?
Centro storico(旧市街中心地)も歴史ある素敵なところです。






[PR]
Erba Brusca(エルバ ブルスカ)
http://www.erbabrusca.it/
前回に続き、ミラノのオーガニックレストラン、もう一軒行ってきました。

地下鉄M2線を南下して分岐した終点ABBIATEGRASSOから郊外の住宅地をノンビリ散歩。
観光の中心地から15分ぐらいで着くと、本当に閑静な地域になります。
d0262144_18335116.jpg
並木道の緑が夏の日差しから守ってくれます。すると大きな緑の公園に出会いました。古いレンガ造りが残っています。天井がとても高いので昔の納屋か農家の名残かもしれません。現在は公共の図書館になっていました。遊具もあり、食事前にひと遊びする娘。
d0262144_18370329.jpg
d0262144_18335180.jpg
水辺の商業が発展していたナヴィリオ地区(次回のブログにて!)から続く水路に沿って幹線道路が続いています。
d0262144_18334806.jpg

この先に見える緑は湿地帯のように広く緑地が残っており、自然の風景に変わります。
小川が流れる音が聞こえたら地元のレストランErba Bruscaに到着です。敷地内(に見える)を流れている小川です。

d0262144_18334998.jpg

真っ赤なエントランスが目印です

d0262144_18152637.jpg
中にいても外にいるような感覚、小川の音と風が流れ込んできます

d0262144_18332084.jpg
前日に予約のメールをしていましたが、届いていなかったようで・・・それを伝えると、席を確保してくれました。オープン時間が近づくと徐々に人が集まってきたのでドキドキしましたが、入れて良かったです!
d0262144_18332053.jpg
d0262144_18333001.jpg
色使いがナチュラルでかわいい造りですね。
飲めない私にはもったいない!美味しいワインがオシャレに陳列されています
d0262144_18332157.jpg
このレストランは自家菜園が自慢、また自家栽培以外の野菜、そして肉も魚も全て生産者がわかる天然の素材を使っているのだそうです。
小さい面積でも豊かな畑、生き生きとした野菜、スケール感のいいエディブルガーデンでした。
d0262144_18333251.jpg
d0262144_18333278.jpg
d0262144_18333009.jpg
ガーデンの一角に釜もありました。薪の香るメニューはどんなものなのでしょうか?
d0262144_18333475.jpg
環境保全と食の安全を追求するレストラン、素材の味を大切にした料理を堪能しました!アンティパストの前にサワークリームの乗った自家製のパン、お通しです。
d0262144_18334131.jpg
新鮮なモルタデッラ!幸せです~!
d0262144_18335052.jpg
ハーブの香り、野菜の色が目も楽しませる一品です
d0262144_18334411.jpg
プリモピアット2品はナッツ、オイル、たっぷりのトリュフの香りで包まれました。
d0262144_18335045.jpg
d0262144_18334344.jpg
デザートはチョコレートと新鮮な牛乳を使ったアイスクリーム。
d0262144_18334174.jpg
とにかく全て新鮮で、素材の味とフレッシュな香り、地元の素材をそのまま食べている贅沢な時間でした。

ミラノの中心からは少しありますが、観光地でない場所で「住んでいるような旅行」を楽しんでみてください。



[PR]
“Un Posto a Milano ウン・ポスト・ア・ミラノ”

ミラノ観光の中心ドゥオモから地下鉄で約10分、ポルタ・ロマーナ駅から徒歩10分の住宅街の一角にあります。観光地の雑踏にちょっと疲れたら、リフレッシュになる緑豊かなオーガニックレストランです。
このエリアは元々農場地帯で歴史ある地区 “Cascina Cuccagna カッシーナ クッカーニャ”と呼ばれています。カッシーナは共同経営形態の農場、またその中にある農家の意味、そしてクッカーニャは楽園、ユートピアの意味です。1700年代にはカトリック教の薬草園が広がり、1900年前半は作家や職人の工房、食堂が集まる楽園的存在になりました。
d0262144_08565925.jpg
d0262144_09123968.jpg
その後ミラノ市所有地となりましたが、再活性化をはかるプロジェクトが立ち上がり、その一環として当時の建物を修復、2012年春にオープンしたオーガニックレストランが“ウン・ポスト・ア・ミラノ”です。上階には宿泊施設も併設しています。
d0262144_08570070.jpg
地下鉄から地上に出ると、閑静な住宅街。観光地の賑わいが地下鉄10分で全然変わります。大通りから横道に入ると、そこだけ急に切り取られたような田舎の農家が真っ青な空と緑の芝生の中に佇んでいます。
d0262144_08560461.jpg
レストランのオープン時間はランチ12時半~早く着いたら手前のバールやカウンターで飲みながら待つことも出来ますが、私たちは畑の中を散策したり、娘は積木で遊んだり、待ち時間を楽しみました。何とも言えないワクワク感を与えるバーカウンターではフレッシュな野菜や果物もたくさん積まれていました。
d0262144_08570114.jpg
d0262144_08570386.jpg
d0262144_09123534.jpg
レストランは室内とテラスが選べますが、テラスは平日でも予約でかなり埋まっていました。
天井が高く室内でも外気が感じられ、夏は涼しく快適です。アンティークを生かした素朴な空間が落ち着きます。
d0262144_08570468.jpg
d0262144_08570262.jpg

2015年にはGambero RossoのTre Gamberi に選ばれました。ミラノでは2店目の快挙だそうです。シェフによる伝統+αアイデア満載の料理はどこまでもオーガニック、地元、近隣契約農家の野菜を使い、オリーブオイルやワインもオーガニック、ベジタリアン料理も多く、健康にも環境にも、とことんこだわっています。

毎週火~金はHPにランチメニューがお知らせされます。軽めのコース、きちんと食べたいコース、アラカルトも豊富です。届く食材の内容でシェフが考案、メニュー名はなかなか難しく、私たちもほぼ全部説明してもらいました!
まずは初来店者におススメ”味見のアンティパスト”という名で少しずつトライできる一皿です。

d0262144_09170205.jpg

こちらは野菜尽くしの手打ちラビオリ、中身も茄子のペーストでした。

d0262144_08570603.jpg
鮮やかな赤はトマト、酸味がほとんど無く甘い!少し厚めのパスタ生地にとても良く合います。
d0262144_08584912.jpg
畑の中にも木陰の席があります。虫が苦手だとちょっと躊躇するかもしれません(笑)
d0262144_08593874.jpg
芝生は「子供だけ入っていいよ~でも芝生のために砂利をまいたりしないでね」と書かれています。
d0262144_09212158.jpg
ここは「蝶々のための花壇」です。
d0262144_08593144.jpg
畑の食材も活き活きしています。
d0262144_08592301.jpg
戦時中、ミラノ市内にも食材確保の畑が多く存在しました。その歴史が書かれたパネルがありました。
d0262144_08565806.jpg

クッカーニャには今でも多くの自主農園が点在します。その交流拠点として、ここではボランティアスタッフによって菜園を管理、育てて食べる親子イベントや毎週水曜の夕方市場を催しています。

昨年のことですが、福岡の三ツ星レストランシェフを招いて日本の食材を楽しむジャパンフェスタを開催したそうです。神戸牛なども振る舞われたそうで、スタッフさんが「それはそれは美味しかった!」と話していました。

都心ミラノにあるからこそ貴重なオーガニックレストラン、新鮮な味を体感しました。

Un Posto a Milano ウン・ポスト・ア・ミラノ
http://www.unpostoamilano.it/index_eng.php

こちらのサイトでも同記事を紹介しています。
https://lovegreen.net/place/p50751/



[PR]