IL Giardino sul lago a Brescia 湖のほとりのガーデン

雑誌I GIARDINI掲載の作品2番目は北イタリアのBrescia(ブレシア)からご紹介です。
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私も以前お手伝いした仕事の現場がブレシアでした。フィレンツェから車で片道5時間、暗い早朝にピックアップしてもらい、泊まり込みで施工に立ち会いました。懐かしい光景が目に浮かびます。この町の北には湖がいくつかあるのですね。
現場に直行直帰だったこともあり、どんな場所だったのか全然わかっていませんでした。
今回の記事は湖のほとりのヴィッラです。

STILE ROMANTICO SUL LAGO 湖のほとりのロマンティックスタイル、情緒的なガーデン
“ガーデンには美しい花の色で溢れる・・・その種類はこの地で生まれ中世からずっと愛されてきたものである”

ブレシアとベルガモの境界に位置するLago d’Iseo(イゼーオ湖)のほとりは優しい田舎の風景が広がる小さな集落に出会えます。Marco Sandrini(マルコ サンドゥリーニ)氏は湖に面した素晴らしいパノラマをもつテラスガーデンを提案しました。斜面敷地を活かし、現地産の石造り壁や階段が風景に奥行を持たせています。
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「最初に必要だった仕事は生い茂った緑を選定整理し、湖へのビューを確保することでした。ガーデンはかなりシンプルでトラディショナルなスタイル、それでいて古臭いわけではない、周囲の風景と建築デザイン様式とも合うものを目指しました。植物は情緒的、甘美な花の種類、地中海性気候にあう種類を組合せています。また建築の壁や外壁にはツル性植物(下垂性、登坂性など)をうまくアレンジしています。舗装や壁の素材は、敷地内の財産と言える元々ある石、砂利、レンガなどを出来るだけ再利用しました。エントランスアプローチの舗装デザインも重要な要素でした。」

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「この魅惑なガーデンにふさわしい植物についてもう少し詳しくお伝えしましょう。この地に生息してきた種類、もちろん地中海性気候に合った植物をベースに選んでいます。オリーブ、イタリアンサイプレス、色彩豊かな種類を際立たせる配置としています。このプロジェクトの本質は多くの美しい種類が互いに混じり合い、ハーモニーを生み出すことです。四季を通じて広いガーデン内の花が咲き続け、常に気持ちのいい場所を目指します。また自然の摂理に任せるローメンテナンスによって、より自然の美しさを見せるのです。」

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<植栽計画>
★高中木類
ノルウェーカエデ・オリーブ・ニワウルシ・イタリアンサイプレス・ゲッケイジュ・カキノキ
オーナメンタルペア(マメナシ品種)・ザクロ・ミズキ各種・イロハモミジ・サルスベリ・イヌリンゴ他
★低灌木類
ヒペリカムヒデコート・ラベンダー(真正種)・シモツケ・アナベル・ロシアンセージ・サントリナ・ロニセラ・トベラ
タニウツギ フロリダバリエガータ・スキミア・アベリア・矮性バラ各種・マホニア(ヒイラギナンテン交雑種)他
★地被草花・ツル性類
アネモネ・アガパンサス・ヘメロカリス・サルビア(ハーブ)・ギボウシ各種
ヘデラ各種・ジャスミン・ツルバラ各種 他

SANDRINI Green architecuture
http://www.sandrini.it/index.php
ブレシアを中心に、アブダビ、マイアミと海外にも支社をもって活動しています。代表のMarco Sandrini氏はミラノ、パドヴァで学び1993年に事務所を立ち上げ現在に至ります。
小さなテラスから大きな敷地、ガーデンまで、プライベートにパブリックと幅広く手掛けており、植物の性質をよく把握し、四季を通じた美しさを表現するべくデザインを提供している。調査、照明+給排水設備計画、メンテナンスも行い、トータル的に仕事を請け負っています。
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