Castello di Celsa-1

Castello di Celsa(カステッロ ディ チェルーザ)

シエナ中心地から、Montagnolo Seneze(モンタニョーロ セネーゼ)と呼ばれる緑豊かな丘まで車で1時間弱、シデ、トキワガシ、カスターニョ(ウマグリノキ)の森に包まれたカステッロ ディ チェルーザと呼ばれる塔をもつ城があります。
完全予約制のガイドツアーですが、最少遂行人数は4人、朝9時集合!早いスタートです。

集合場所は門外、長い並木道が続く景色だけで城は全く見えません。
ここまでバスも通っていますが、本数も微妙、なだらかな丘とはいえクネクネ道ですので、バス酔いに弱い方は要注意です。
(ガイドさんも普通に(?)遅刻して到着・・・待っている私たちは連絡先にも電話が通じず、呼び鈴にも反応せず、しばし不安の時間を過ごしました)
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門扉が開き、歩くのか?と思いきや車で誘導、300m以上の並木道でした。

チェレーザ城(塔)の名は13世紀より長きにわたる城主(シエナの貴族Celsi:チェルシー家)から取ったものです。当時よりシエナの谷を見下ろす暗い城だったのですが、16世紀に建築家の手によって修復されました。
その後1554年軍隊による破壊、1612年シエナの別の貴族Vecchio(ヴェッキオ家)の所有となりました。
19世紀終、ヴェッキオ家の子孫Aldobrandini(アルドブランディーニ氏)により建築家Mariani(マリアーニ氏)に再修復を依頼し現在にその形を残しています。
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塔に王冠のような装飾を足して高くし、2連のアーチ型窓を施させました。
また石積みの美しさを見せるよう、上塗りされていた漆喰をすべて剥がすように指示したということです。
食物倉庫やワイン貯蔵庫も広くさせ、機能を復活させました。
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壁の蔦、パーゴラの蔓が見事です
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城の前に広がるイタリアンガーデンは「世界に向けて開いている」という意味を持ち、建築と周囲の風景を繋ぐ役割を担っています。
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整形のツゲ刈込のデザインはアルトブランディーニ家の紋章を象っています。
低刈込はシエナの山への眺望に向かって、ベースとなっています。
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ガーデンのバックにある装飾壁は本来レモンの大鉢を冬の風から守る役割があったようです。
温室と共に大きな庭をもつヴィラには欠かせない機能です。
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さらに、この城から森に続く強い動線、核としての池があります。

次回に続く・・・
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