casa per anziani

シエナの事務所Citera Studioの作品を紹介します(前回の続き)

Le Ville di Porta Romana

シエナの中心地、城壁に近いエリアに造られた高齢者施設とアルツハイマー専門介護施設の紹介です。
両施設は道路を挟んで向かい合っています。
通常、この種の施設は郊外や田舎に多いのですが、ここは歴史保存地区に隣接する施設としてかなり珍しく貴重なものと言えます。
高齢者施設の方のエントランスです。
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2つの施設に挟まれた道路、ポルタ・ロマーナ(porta Romana:ロマーナ門)がすぐそこです。
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◆高齢者施設◆
JDN26のプレゼンテーションボードをもう一度ご紹介します。
図面上右側の施設2棟です。コの字型の建物は中庭と芝生の庭を囲むように建っており、離れの建物の方は香り豊かなハーブ中心の前庭になっています
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メイン棟の藤棚に包まれた芝生の庭です
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サブ棟の前はハーブや花の香りが漂います
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各個人の部屋の窓に面して屋上庭園があり、こちらもハーブを植えています。完成後4年目に入りますが
多少植物の手入れが必要になってきました。今後、施設とのメンテナンス相談です。
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屋上庭園から芝生の庭を見下ろすとバックに大きな森が見えます。
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既存の森を保存しながら、散策路やベンチなどを整備し、ゆっくり歩いたり、車椅子で移動したり、休憩したり自由に時間を過ごせる場所を計画しています。
ハーブや花の香り、池の水の流れる音、五感を刺激する場をちりばめ、高齢者、患者の精神面でのケア、運動能力を取り戻す場として機能するよう考えられている庭です。

◆アルツハイマー専用介護施設◆
こちらも図面でお分かりのように2つの建物に分かれています。
外側のみの見学となりましたが、基本的にハーブや花類で包まれ、車椅子や移動ベッドでも移動できるように舗装部が広くつくられています。
奥の芝生広場では、徒歩訓練可能な方がリハビリをしていました。

メイン棟のエントランスです
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ゆったりとした舗装のハーブガーデンです
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ガーデンデザインはCitera Studioの2人、植栽工事はPiante Matiのメンバーです。
トータルで2000~2500種類の植物が新たに植えられました。森の中はもともとある樹種に則りこの地に合う植物を足しています。
今後の使い方、植物療法の取り入れ方、メンテナンス手法が大事になってきそうです。
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